白馬鑓温泉 その1
(長野県)
2000.July
三年ぶりに白馬に登った。目的は、鑓温泉にはいりたいということ。実は、白馬岳に登らなくても白馬鑓温泉には行くことができるのであるが、せっかく青森から行くのだから白馬も登りたいよなぁ・・・そう考えたのが、自分の体力のなさを思い知らされることになるとは この時点では思いもよらないことであったのだ。
1日目・・・登山口猿倉から、途中日本三大雪渓のひとつ「白馬大雪渓」を歩いて約7時間 ようやく午後3時頃頂上直下の「白馬山荘」に到着
2日目・・・白馬山頂で御来光を見た後、鑓温泉にむけ出発。白馬三山のひとつ「杓子岳」はパスして山腹をトラバース、「白馬鑓が岳」の山頂ですばらしい景色を眺めながら昼食をとり、そこから下山開始。途中、幸運にも特別天然記念物の「ライチョウ」の親子にあうことができ、約4時間で鑓温泉小屋到着
3日目・・・崩れやすい崖っぷちや、落石の頻繁な雪渓を越えて、約4時間の下山。膝が、がくがく状態でようやく生還!
白馬鑓温泉小屋) 標高2100メートル
・宿泊:8500円(2食)
・入浴のみ:300円
・営業期間 7月〜9月のみ(あとは小屋が解体されます)
・源泉名:白馬鑓温泉
・泉 質:含硫黄−マグネシウム・カルシウム−炭酸水素塩泉[硫化水素型] (中性低張性高温泉)
・温 度:45.1度(源泉)
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鑓ケ岳付近から見る白馬連山。手前が杓子岳で奥が白馬岳(2932m)。 この日は、鑓温泉への移動! やはり高山の稜線を歩くのは最高に気持ちがいいもの。まるで天国の廊下でも歩いているような気にさせられる(危ないか・・・)! 朝早くでたので雨には降られなかったが、小屋に到着して1時間もしないうちに雨が降ってきた。やはり山の天気は変わりやすい! 時間がたつに従って、画面のように白馬村側から雲がもくもくと上がってきた! |
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途中で出会った 特別天然記念物ライチョウの親子! 親は砂浴び中で、ぜんぜん人間のことを気にせずにばさばさやっていたが、子供たちは一斉にに逃げ出して、雪渓の端の雪の下に隠れたりしていた! やはり、この時期はライチョウにあえるので、好きな季節。ひなたちが ちょこちょこと歩き回る姿がとてもかわいい! 今回は 雄の姿は見えなかったが、雄がまたとさかがあってりりしくてきれいだ! |
![]() | ようやく、鑓温泉小屋に到着! 海の日の1週間前だったので、とても空いている。前に海の日に行ったときは予約をしていたのに、下山を勧められた!1畳に3人は寝てもらうとのことだった。 今回は、定員200名程度にわずか12名!まさに天国のようだ! やはり、山は海の日(本当は山の日ではないかという噂)の前に行くのがいい! プレハブの小屋で、宿泊棟は2段ベッド方式。 写真は管理棟兼食堂売店。 初めて泊まったのだが、最近の山小屋では珍しく食事がおいしいとは言えない。もう少しおいしく食べさせる工夫をしてほしいものである。 また、サンダルを用意しておらず、500円で販売しているとのこと。500円で買うサンダルはよく見るとビニールの中古品、しかも重い!とても買ったサンダルを下山時に持ち帰る気にはならない。 みなさん!サンダルは用意していきましょう! |
機材:Sony DCR-PC3(DV),メモリスティック
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